制御盤の設計工程で最も時間を取られる作業のひとつが、BOM(部品表)の作成です。仕様書から部品を拾い出し、型番・数量・メーカーを一つひとつ確認しながら Excelに転記する——この作業が一枚の盤で平均 3〜4時間かかるという現場も珍しくありません。
盤ナビAIはこのボトルネックを根本から解決します。本記事では、実際の導入フローと活用のコツをご紹介します。
従来のBOM作成の課題
電気設計の現場では、次のような問題が慢性化しています。
- 転記ミス・型番誤り:手作業によるヒューマンエラーが見積もりズレを引き起こす
- 属人化:ベテランしか正確に拾い出せない部品がある
- 工数の圧迫:BOM作成だけで1日の3分の1が消える
これらは個人の努力では解決しにくく、プロセス全体をデジタル化する必要があります。
盤ナビAIのBOM自動抽出フロー
Step 1 — 仕様書をアップロード
制御盤の仕様書(PDF・Excel など)をドラッグ&ドロップするだけで読み込み完了です。
Step 2 — AI が部品を自動認識
仕様書内の部品情報・型番表記を解析し、使用部品リストを自動生成。三菱・オムロン・富士電機・パナソニックなど主要メーカーのマスタと照合し、型番の正誤チェックも同時に行います。
Step 3 — BOM テーブルを確認・修正
生成された BOM は画面上でインライン編集でき、数量の変更や代替型番の選択がすぐに行えます。確認が済んだら Excel / CSV でエクスポート。
「初めて使った日に、いつもの盤の BOM を試しに作ってみたら 12分で完成した。信じられなかった。」
— 機械装置メーカー 電気設計部門 担当者
活用のコツ
1. 社内マスタを登録する
よく使う自社規格部品や独自型番をマスタに登録しておくと認識精度が大幅に向上します。最初の1週間でマスタを育てることで、2週目以降の精度は飛躍的に上がります。
2. 見積もりフローと連携させる
BOMエクスポートを見積システムへの入力と直結させると、設計→見積もりの工数が半分以下になります。
3. 設計変更時の差分チェックに使う
設計改版後に旧BOMと新BOMを比較し、変更点のみ確認するレビューフローを作ると、検査工数が大幅に削減できます。
まとめ
盤ナビAIのBOM自動抽出は、電気設計エンジニアが最も苦手とする「単純だが正確さが求められる転記作業」を丸ごと置き換えます。まずは1枚の盤で試してみてください。
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